映像送信型性風俗特殊営業とは

有料のアダルトサイトやライブチャットなどの業態を指します。アダルトサイトは投資金額が少なくても開設できる、手軽な事業ですが、無届出で営業していたら違法となります（無料サイトでしたら、届け出は不要です）。営業開始10日前には必ず届け出を提出しましょう。

映像送信型性風俗特殊営業の概要

• 性的好奇心をそそるため性的な行為を表す場面又は衣服を脱いだ人の姿態の映像を見せる営業
• 電気通信設備（インターネット等）を用いて、その客に当該映像を伝達すること（放送又は有線放送に該当するものを除く。）により営むもの

※「性的な行為を表す場面」とは自慰行為・性交・性交類似行為を行っている人の様子や光景のことを指します。
※「衣服を結衣だ人の姿態」とは、全裸や半裸等、社会通念上、告集の面前で人が着用しているべき衣服を脱いだ人の姿態を指します。
※「映像」とは、静止映像に加えビデオ映像などの動画も含まれます。
※無料の場合、届出は不要とされています。

映像送信型風俗特殊営業の具体例

有料アダルト動画サイト・アダルトライブチャット　等

映像送信型性風俗特殊営業の届出について

映像送信型風俗特殊営業、つまり多くの場合アダルトサイトの運営ですが、営業開始の10日前までに各地区の公安委員会に地元警察署経由経由で届出なければなりません。
正しく届出がなされた10日以上経過後にはじめて営業を開始することが出来るようになります。

映像送信型性風俗特殊営業届出の必要書類

• 氏名または名称
• 住所
• 法人にあっては、代表者の氏名
• 広告または宣伝をする場合に使用する呼称
• 事務所の所在地
• 映像伝達用設備を識別するための電話番号等（客がアクセスするURLや電話番号のこと）
• 自動公衆送信装置（サーバーやコンピューター）が他の者の設置するものである場合には、その自動公衆送信装置の設置者（プロバイダー）の指名または名称および住所
• 営業を開始しようとする年月日
• 物件の所有者が記載した使用承諾書

映像送信型性風俗特殊営業の注意事項「使用承諾書」とは

有料のアダルトサイトを運営する際はデリヘル開業の際と同様に、ビルやマンションを賃貸契約する場合、「ここを有料アダルトサイト運営の事業所にすることを認めます」といった使用承諾書が必要になります。
これがなければ運営が不可能で、複数人所有者がいる場合は経験上全員の承諾が必要となることを理解しておきましょう。

映像送信型性風俗特殊営業の禁止事項

映像送信型性風俗特殊営業（ほとんどの場合有料アダルトサイト）には下記の禁止事項がありますので遵守する必要があります。

• 18歳未満の者が閲覧できないよう、閲覧ページにはパスワードを書けて、免許証や健康保険証などで18歳以上であることを確認できた者のみにパスワードを付与する。
• クレジットカード決済など18歳未満の者は使用できない方法でのみ決済をする。
• インターネットや雑誌の広告・宣伝には「18歳未満、立ち入り禁止」であることを明記する。

映像送信型性風俗特殊営業についてのまとめ

多くの「有料アダルトサイトの営業」は映像送信型風俗特殊映像となります。
禁止事項に違反した場合は公安委員会により行政処分の対象となりますのでよく理解した上で営業開始をする必要があります。
詳しくは映像送信型性風俗特殊営業届出のページをご覧ください。