無店舗型性風俗特殊営業届出 | 風営許可申請ホットライン

デリヘルを運営したい方は、無店舗型性風俗特殊営業届出を提出しましょう！

無店舗型性風俗特殊営業届出なんて聞くと一体何のお店だろうと思ってしまいますよね。
これはいってしまえば、デリヘルのこと。
無店舗の出張サービスだからこそ、このような名称がついています。
もしあなたがデリヘル運営をしたいと思っているならば、無店舗型性風俗特殊営業届出を必ず提出しなくてはなりません。
では無店舗型性風俗特殊営業届出とは一体どんなものなのか？　
ここで、説明したいと思います。

無店舗型性風俗特殊営業届出とは？

デリヘルやアダルトグッズの通信販売などを営業するには、無店舗型性風俗特殊営業届出を提出する必要があります。
もしこの届出を提出せずに営業したら、6カ月以下の懲役または100万円以下の罰金、場合によっては両方を科せられることがあります。
無店舗型性風俗特殊営業届出はほかの風営法と異なり、無店舗のため、基本、事務所の所在地の規制がありません。
どこに事務所を構えても法律上はOKですが、実際問題、あまりにも文化的・歴史的背景が濃い土地や、子育て世帯が多い土地などで運営しようと思ったら却下されることもあるので、注意しましょう。
また届出を出す際は、使用承諾書が必要です。
使用承諾書とは、例えばマンションの1室でデリヘルを運営しようと思ったら、そのマンションのオーナーから「ここでデリヘルを運営しても良いです」という許可書をもらう必要があります。
もしマンションのオーナーと管理者が別の場合は、それぞれから使用承諾書を受け取らなくてはなりません。
ここがデリヘル営業ができるかどうかの最重要ポイントになります。

無店舗型性風俗特殊営業届出について

無店舗型性風俗特殊営業届出の料金

（申請時の実費費用について）
無店舗型性風俗特殊営業	５万円～（デリヘル等） ※営業所の規模及び各種保険所等の申請手続きの有無により変動
保健所への申請	１万７０００円前後
警察への申請	２万４０００円

無店舗型性風俗特殊営業届出についてのよくある質問

Q.レンタル彼女（彼氏）や出張ホストを運営する場合も、無店舗型性風俗特殊営業届出は必要ですか？

A.業務内容によります。
無店舗型性風俗特殊営業は性的なサービスを提供する場合、届出は必須です。
もしレンタル彼女（彼氏）や出張ホストがそのような行為を行うならば、必ず申請しましょう。

Q.キャストの待機所は必要ですか？

A.法律上、キャストの待機所を用意しなくてはならないということはありません。
そのため、多くのデリヘルは待機所を用意していない、または事務所と待機所が一緒のケースが多いです。
ただしキャスト側としては、事務所に待たされるのは不都合なことが多いらしく、繁華街に近いところですと、漫画喫茶などと年間契約しているオーナーもいます。

Q.24時間経営したいのですが、大丈夫ですか？

A.意外なことにデリヘルは24時間経営が認められています。
特別な届出を出す必要もありません。
ただし受付所を設ける場合（基本、受付所の設置は認められませんが）、深夜0時以降は電話での応対のみしか受け付けられなくなります。

Q.法人と個人のどちらで営業したほうがいいですか？

A.法人・個人のどちらにもメリット、デメリットがあります。
個人の場合、開業手続きが簡素になるというメリットがあります。
しかしデリヘルの場合、個人が2つ目の営業所を持とうとすると「すでに1カ所あるから」と断られるケースがあります。そのため、複数事業を展開したい人にはおすすめできません。
法人の場合、節税や経費の面はもちろん、複数事業の展開もしやすくなりますが、会社設立の手続きが面倒です。
特に、デリヘルの場合、定款には“無店舗型性風俗特殊営業”の文字が必要ですが、この言葉があると法人口座開設のハードルが一気に上がります。
そのため、いったん別の目的で会社を設立し、法人口座を開設してから、定款変更をするという非常に面倒な手間が発生します。